じゃがいも!(きたあかり)
- ムスコ
- 2018年1月29日
- 読了時間: 3分
本日、千葉県は香取市の小さな小さな畑の中に、更に小さな畑が誕生致しました。
高齢化や継承問題、デフレ等々様々な問題から農業従事者は減少の一途を辿っています。増加し続ける耕作放棄地は滋賀県の面積相当にもなるそうな。
そんな中ですよ!滋賀県の田舎のコンビニの跡地の駐車場の名残ほどの畑が生まれた事はいわば、B29爆撃機の編隊に対して石つぶてで対抗してみせる事と同等であると私自身勝手に思っていることはどうでもよいとして、

畑のレイアウトをご紹介。
グーグルマップ5年前の更新時画像です。(もう更新ないかも.....笑)
ああ、人生とは奇なり。2度もおかんの母体から産まれてしまった。
俯瞰視点だとなんとなく広く見えますが、30~40アール程度(赤枠)の小規模です。他の農家さんの畑もよく目にしますが、ほぼ同じ面積に人参オンリーどーん!お隣にその2倍の大根ズォォォ~ッ!ってな感じなので目を奪われます。
ムスコ畑(白枠)のみで十分広く感じてしまう私も少々問題なのかも知れませんが、
実際の作業はどちらの畑という区分があるわけでもなく分け隔てなくやるので私にとっては十分すぎる広さだと思っています。
つ、ついにムスコ畑に手が入る.....
土禁とも知らずに堂々たる長靴のおかんから手ほどきを受けながら畝作り開始。
まず畝の長さや幅を決める。紐と棒のみで決まる。

紐に沿って溝を掘ります。おかんが匠のクワ使いを披露している間に、私は咥えタバコで「芳源マッシュルーム堆肥」の運搬です。堆肥の山に対して向かい風でしたが、豚糞などと違って全くの無臭です。顔を近づけると仄かに香りますけどね。

今回使用する農薬「フロンサイド(殺菌剤)」
じゃがいものそうか病(画像右)対策に。ブロッコリーやネギ等々、根こぶ病も効果的。新品のマルチが私の腹黒さ以上に黒光りしております。

オヤジが平らになるよう整地してくれたので足場も良く作業が捗ります。
堆肥、殺菌剤、化成肥料をぶっこんだら、溝を掘った土で覆います。
第一のコーーース!じゃがいも!
第二のコーーースもじゃがいも!
第三も第四もじゃがいも!
おっと、忘れるところでした。第五についてはですね、やっぱりじゃがいもー!

で、土で覆った上にマルチを敷いたら、風で飛ばされないよう土で辺を固定します。
って、解説してる間にもう3本目とは早え~なおかん。
ここまで全て手作業です。お高い農機があれば、畝立て&マルチ張り同時進行で一回走るだけで作れるようです......(まさか肥料等も同時に撒けたり!?)
おかんには宝くじが当たって欲しいものですが、私には10万年早い代物ですね。

作業途中に2トントラックが前の道路で停止。
呼んではいないが待っておりました!鉄くず回収業者参上。
ムスコ畑工事に伴い溢れんばかりの鉄くずが上の画像の右側に置いてあるのです。
車を走らせながらも錆付いた鉄くずを見逃さない眼力はやはりプロフェッショナル。
「ジュゴフンネ!ジュゴフンデマタクルヨ!」
お、おう、びっくりしたアルヨ。アジア系の顔立ちだったので。
彼を手伝い鉄くずをトラックに上げる作業が本日最もしんどい作業でしたよっ!

そんな事やってるから、夕暮れ。
予定通り5畝のじゃがいも植え付け準備が整いました。
じゃがいもの奥は春にアスター(キク科の彼岸花)を植える予定で、
左側、中央通路のとの間の狭いスペースに大根の為の準備をする予定です。
畑が増えたことで品目を増やす事が出来、また、収量も増える事になります。
そして忙しさも増える事になります。
冬は良いのです、動けば暑い。ああ、地獄の夏場が蘇る。
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